一ヶ月前まで「やる気」になっていたのに

さあ、自分はやるぞと思っていたのに

うんと恥ずかしい思いをして

うんと嫌な思いをしたので

もう今度こそは一念発起して今までの自分を変えるんだ

と思っていたのに

一日寝るともう面倒臭くなってきて

「そうはいっても、日々忙しいし」

飲み会に行ってみたり

友達とダラダラ遊んでいる時間に時間を取られ

今では、一ヶ月前と同じか

さらに言えば、「一ヶ月前よりもダメな自分」になっている気がする

と、

心のうちを語ってくれた人がいます。

 

自分はなんでできないんだろう

あの人はちゃんと続けているのに

なんで自分はできないんだろう

すぐに面倒臭いと思ってしまうんだろう

 

しかも、

自分と同じように初めて

どんどん前に進んでいってる人を見ると

「なんで?」と腹がたってくる。

 

 

うんうん

わかります。

その気持ちは、よくわかる。

 

人間そうなってるんです。

ほうっておくと、面倒臭い

と思ってしまうものなのです。

 

だから、違うアプローチを自分にしなきゃ、いけないんです。

 

それは

いちいち火を消さない

ことです。

小さくても着火しておくんです。

ストーブの中に小さな薪を放り込んでおくんです。

必ず。

夜寝てる時も

休日だろうが

消さない。

日曜日に完璧にスイッチきっちゃうから

月曜日がしんどいんです。

 

 

 

誰かの話を聞いて

何かのセミナーを受けて

ぐわーーっと感動して

ようし、やるぞお、自分は変わるぞおお

と思っても

一日寝たら

もう面倒臭くなるのです。

 

そして、

わかっちゃいるけど

できない自分を再確認するたびに

「私って、ダメな人間なんだ」

「自分はあきらめる人間なんだ」

と何度も何度も自分で自分に刷り込みをかけている。

何度もしつこく

洗脳しているのです。

自分で、

自分を。

 

 

火が消えてしまうと

マイナスの感情がわきあがってくるのです。

だから、火を消さない。

火を消さないために小さな行動をするんです。

 

人間、

マイナスな気持をかかえながら

ハッピーな気持を感じることはできないものです。

どっちか、ひとつ。

 

 

だから、あえて、

火を消さない

のです。

 

ランニングハイの状態を

ずーっと続けておくと

軽く走りだすことがいとも簡単にできちゃうんです。

ずっと休んでていきなり

走ろうとすると

ものすごい息切れとしんどさで

50メートルくらいで

「ああ、もうだめしんどい、やめ」

となってしまうのです。

そこで、自分の時間が止まってしまうのです

 

 

一週間前に

素晴らしい人の素晴らしい話を聴いて

よし、自分もやろうと

心洗われ

晴れやかな気分になったとしても

一晩寝て

日常生活に戻れば

もうもとの自分に戻るのです。

 

時々着火して

すぐ火が消えて

また火を起こすのに時間がかかる

ってのは

しんどいのです。

 

それならいっそ

低め安定で

火が消えっぱなしのほうが

いいんです。

それもまた、ありです。

 

火を消さないためには

いろいろな作戦を自分に立てないと

いけないんです。

 

意思の力は笑っちゃうほど弱いんです。

 

スマホばかり中毒になってしまう

のなら、

いっそ、ガラ携に変えてしまう

 

家に帰ったらテレビをつけて

あっという間に寝る時間

なら、

テレビ捨てちゃう

捨てるのもったいないなら

アンテナはずしちゃう

見なくても、生きてけます。

 

 

飲み会が習慣になってるのなら

あえて約束しない

 

今までテレビばっかり見てた人が

テレビ切ると

ものすごい静寂になるのです。

その静寂の時間に

何をするか。

 

持ち時間はみな同じです。

そのあいた時間に何を入れるかは

自分で決められるのです。

 

 

ダラダラした時間、

可もなく、不可もなく

という時間を過ごすことが日常にしみこんでいると

いきなり

さあ、いまから1000%集中

ということは

難しいのです。

 

ヨイショがいるんです。

 

仕事の現場から離れた時間が長くなればなるほど

もとのスピード感に戻すことが

ものすごくしんどくなってしまうんです。

 

だから、

ずっと心が動いているように

躍動できるように

本を読んだり

勉強したり

情報発信したり

し続けていると

次に何かをしようとした時に

ほいほい、次ね」とすぐにとりかかることが

できるのです。

だから、つぎつぎと

思いついたことを形にすぐにすることができるのです。

 

よっこいしょが

いらなくなるんです。

 

ずっと負荷をかけてるので

そのほうが快感なのです。

その方が楽チンなのです。

 

勉強したり

成長しようと努力したり

知らないことを知るために探求している行為は

自分にとって快感なんだ

ということを

自分の脳ミソに覚えこますんです。

叩き込む、

洗脳しちゃうんです。

 

洗脳すべきは

自分のあたま、です。

一生騙しきったら、もうばんばんざいです。

どんな勝手な妄想であろうと

一生死ぬまで自分の頭をだましきったなら

その人は幸せです。

他人様は自分の心の中には介入できないのです。

自分を一番洗脳しているのは

自分なんです。

 

 

そんなに頑張っててしんどくない?

ということを

猛烈に仕事している人に聞く人がいますが

やってる本人は

快感なので

しんどくないのです。

 

でも、外から見たらしんどそうなのです。

 

それは

認識が違うから、です。

ある人にとっては本を読んだり勉強したり必死で仕事するのは苦痛なこと

ある人にとってはそれが最高の快楽、快感

この違いです。

 

仕事は最たるものです。

仕事がつらいと、苦しいと、いやいやだと

その人の人生の3分の2は地獄ということになります。

 

 

私は努力という言葉は嫌いです。

努力では動けない。

「もっとこのことを深く知りたい」

「今、知ったこのことをひろげたい」

こういう瞬間の時に

やってる行動は

一切苦痛ではありません。

 

ああ、忙しい

ああ、忙しい

ああ、時間がないわ

と言っていても

そんな自分の状態は苦痛ではない。

 

むしろ

何の好奇心も消え

興味も関心も消え

なにもかもに必死で取り組むが

面倒臭い

となった時の方が私はこわい。

 

 

だから、自分の口から

面倒臭い

という言葉が出てくる時は

死ぬ時です。

 

何もかもが面倒臭いなら

生きているのももはや面倒臭いから、です。

 

私達はわざわざ生きているわけであり

死ぬ日までの時間つぶしのために今日があるわけでは

ありません。

 

面倒臭いと思ってしまう心模様な時は

火が消えているんです。

だから、ストーブの中には

絶対に薪をいれ続けといたほうがいいんです。

 

火はほうっておくと

一晩で消えますから。

 

まずは薪の用意です。

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