昨日、素敵な女性と食事をご一緒することができました。

友人が引き合わせてくれたんです。

 

その人は、ある国会議員さんの奥様です。

私よりも2歳年上の、しっとりした女性です。

 

2時間ご一緒して、一気に惹きつけられてしまいました。

惹きつけられたのは、話の内容などではなく

彼女の「聞き方」に、です。

 

気がついたら、あらあらするする

自分のことうっかりたくさん話しちゃったわ

となってしまうのです。

 

そして、どれほど話し手を気分よくさせてしまうんだろう

と、思いました。

 

コミュニケーション能力というのは、

何も上手に話すことができる

ということでは、ありません。

 

相手にいかに気分よく話しをさせてしまい

心を通じ合わすことができるかどうか、です。

 

何しろ国会議員さんですので、その会う人の数は半端では、ありません。

360度、全方面からの視線が、あります。

それが、毎日です。

 

家族だって、同じ目にさらされます。

対応していかなくては、なりません。

 

そんな毎日のコミュニケーションの圧倒的数の中で

鍛えられ、磨き上げられてるんです。

 

決して、自己主張せず

まずは、相手のことを全部受け取り

質問されたことには

柔らかく、相手の心情を察しながら答えくれます。

 

そして、発する言葉の美しいこと。

決して、気取っているわけではなく

私のことを大事に思って、その言葉を発してくれているのが

わかるんです。

 

「昔は、なかなか大変だったんです。

ムカッとしてしまう時もあり、理不尽なことにくやしくなって顔に出てしまうことも。

でも、年重ねるにつれて、

なんでも飲み込んでいけるようになってしまいました

とニッコリ。

 

うわあ~。素敵!

夢中になってしまいました。

 

ご主人のことを話す時、

彼のことを心からすごい人なんだ、と思っているのが

伝わってくるんです。

この人がやろうとしていることを

私は命を賭けて、支えるんだという意志が見えるんです。

 

個人のためだけに生きているのではなく

国のために、自分が何かを、と考えている人から

出てくる言葉は、もうなにもかもが、違っていました。

彼女の「当たりまえ」なことは

私にとっての「ビックリ」でした。

 

人付き合いの中で

「人との縁をたやすく切らないこと」

ということが、話題になりました。

 

私達は、何か嫌なことがあったり、嫌な出来事があると

その人との縁をあっさり切ってしまいがちです。

「もう、いいや、あんな人、会わなけりゃいいんだから」

と、バッサリ。

コミュニケーションを絶ってしまいがちです。

 

しかし、達人は

人との縁を自分からは、決して切らないのです。

 

時間がたって、あるいは

何年かして

お互いに感情も状況も変わった時、

また、その縁が重なる時がくるかもしれない。

だから、その時まで、自分から、縁を切ってはいけないんです。

 

相手から切ってしまわれることがあっても、

自分からは、切らない。

 

圧倒的に素敵な人との会話は

一瞬で自分を引き上げてくれます。

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