面白いテレビを見ました。
最初は笑ってみてたのですが、ふと考えるとすごいヒントだなあと思い思わず即録画(笑)
アラブのテレビで、アラブ人が日本の小学生を取材しています。
アラブ人のレポーターが、日本の小学校に行って小学生の様子を追うのです。
まず、リポーターが叫んだこと
「見てください!信じられない!素晴らしい!!!」kutsubako.JPG
日本の小学生はまだ一年生だというのに、こんな風に靴をちゃんと靴箱に揃えて入れるのです!!
信じられない!なんて素晴らしい!!
・・・と叫びます。
ね、面白いでしょ?(笑)
レポーターはさらにこう言います。
「なぜ日本の小学生は一年生にして、こんなにも靴をきちんとそろえられるのに
アラブの大人は礼拝場に行って靴を脱いだ時には、靴をひっちゃかめっちゃかに
して並べることもできないのか!」
そしてここで
大人が脱いだサンダルや靴がてんでばらばらに脱ぎっぱなしにしている映像が
登場。
さらに、また叫びます。
「おお!!またすごいことを見つけました!
信じられない!!!!!」zyugyou.JPG
小学生の授業風景です。
一人の生徒が前に出て発表です。
その時に、その小学生は自分の椅子をちゃんと机に入れてから
前に歩きだしました。
その様子をありがとうございましたアラブ人レポーターは
「素晴らしい!!小学生にして、なんて素晴らしいんだ!」
と褒めたたえ(笑)
もちろんバラエティ番組なので、観客も面白おかしくわっはっは
と笑って流すのですが、
私達が当たりまえにしていることは、外に出たら当たりまえではないことは
たくさん、あります。
折り目正しい
とか
きちんとしている
ということは、私達は子供の頃から
学校でもある程度躾(しつけ)られてきました。
靴を脱ぎっぱなしにしているよりも
靴をちゃんと揃えてさらに靴箱に入れている方が
落ち着く、という感じ。
この感覚は日本人ならわかります。
街をみんなできれいに保つために
それぞれがマナーをある程度守ることができる人が大多数
なんていう国は珍しいのではないのかなと、思います。
外の世界に出ると
そうではないことの方が多いため
日本人が何気なくやっていることは
「素晴らしい!」とうつってしまうことが多いのかもしれません。
外にでていって「わあ、素晴らしいなあ!」と思わず感激してしまう刺激と
もうひとつ、
外の人にやってきてもらって
「わあ、素晴らしいよ!こんなところは!」と見つけてもらう刺激
両方あると、相乗効果で、
いい方向に伸びていくしかもうない!気がしませんか??
人間も同じです。
自分の知らない自分を、他人に見つけてもらえるって
快感です。
そうそう、知ってますか?
人間の心には4つの扉があるんですって。
①他人は気がついていて、自分自身がわかっていない自分
②自分はよく知っているが、他人には隠している自分
③自分も他人もよく知っている自分
④他人も自分さえもよく知らない自分
面白いですよね?
①は、人の自分に対する態度や言葉をよ~く観察してみると修正していけそうです。
②は、自分の隠したい部分をどれだけオープンにできるか、という点なのでこれも
結構「えいやあ~!!」と思い切ればクリアできそうです。
そして、人は意外に一度隠している部分をオープンにしてみたら癖になって、できちゃうものだとも
思います(笑)
この部分がやたら大きい人は、付き合いづらいし、何か壁を感じます。
③これは、いいですね。
この部分が大きければ大きいほど、生きていくのが楽になるし、ストレスにも強くなれます。
④これは、絶対に知りたいですね。
こんな自分を発見してから、命を終えたい、そう思いませんか?
「あれ?こんな自分っていたんだ!!すごい!」と思える瞬間を想像してみた
だけでワクワクしちゃいます。
自分だけの発見です。
アラブの熱狂レポーターの「素晴らしい!」連発を見ていて
そんなことを、思いました。

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