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今日から明日まで当院院長は福岡にて研修会に出かけているため、吉本歯科医院は

休診、でございます(^^:)

スタッフも平日2日の連休に、島にわたったり、ちょっと遠くへおでかけを

したり、なんだそう。

私は、普段出来ない仕事が山のように残っているので朝子供を保育園に送り出してから

一人、診療室でシコシコと作業をしております。

お天気がいいので、窓を全開にして、ドアも開けっ放しにしています。

とってもいい風が入ってきます。

シーンとした診療室で、黙々と仕事をするのは、とても集中できはかどるので

こんな時間は大好き(^^)

そうこうしていると、カウンセラーの森下が、じゃがいもを持ってきてくれました(笑)

彼女の実家は徳島の山の中。

そこで彼女のお母さんが畑からじゃがいもを収穫して送ってくれたそう。

その美味しいおいもの、おすそ分け。

森下いわく、スライスして素あげしたら美味しいポテトチップスの出来上がり、だそう。

早速、今夜このおいもを使ってやってみよう。

 

森下つながりで話題をひとつ。

昨日ちょうど、待合室にあるSTORYとか、VERYという女性雑誌を読んでいた時。

ぺらぺらとページをめくりながら、

「なんだかさ~、ここに出てくる女の人って、きれいだけど

みんな同じ顔してますよね、妙です」と言う話に。

同感、です。

私も常々そう思っており、森下もそう思うんだ~と聞いて嬉しかったです。

まあ、雑誌の世界の話なので、なんとも言えませんが

私にはお人形がにっこり笑っているようにしか見えず、

これを「美しい」とか「きれい」とか「素敵」とか、うたっていることがどうも違和感です。

洋服やモノを売るための広告とはいえ、若い女性の多くは

「そうか~、こんなのが素敵なんだ~」って真面目に思ってしまう人も結構いるでしょう。

 

雑誌に出てくる女性モデルのイメージは、

立派なだんなさんと、可愛い子供達、安定した生活と、ちょっと贅沢な生活。

ページを開くたびに、なんだか嘘くさい、嫌な感じがするのは私だけでしょうか???

家族ごっこ、夫婦ごっこをしているように見える違和感。

見つめあう夫婦の目つきがこわい。

 

あらゆる職場に女性が解放され、最近では国の政治にも女性が登場。

そして、高度な教育も十分に女性には与えられるようになりました。

努力次第で女性だって、いくらでも出世したり、お金を稼ぐことができちゃう今、です。

女性が強くなって、って言われています。

それは男性が弱くなったからとも言われています。

 

でも、本当に女性は強くなったのでしょうか?

と考えた時に、それは以外にもそんなことはない、そう思います。

 

昔は、ご主人がせっせと外で働いてきてくれるのをお家で待ちながら

奥さんは子育て家事をして家を守ることで、かろうじて「安定」という生活を

持つことができました。

 

しかし、今は、こういうスタイルは崩れつつ、ありますよね。

女の人が男の人を支えなくなった。

それは女性から言えば「支えたいと思うような男性じゃなかった」となります。

しかし、男性から言えば「支えてもらえれば力を発揮するのに」となります。

卵が先か、鶏が先か、みたいな話しになってしまいます(--)

 

 

今、家庭の奥さんであっても、働いている女性であっても、どんな人も

欲しいのは、「とりあえずの安定」なんだそう、です。

若い未婚女性は、結婚するなら専業主婦をさせてくれる人がいいという割合が

多いってご存知でしたか?

ある程度、社会に出て働いてはみたものの、仕事だって面白くないし、

世間は結構厳しいし、

だったら、家で子育てして家事をしてのんびり自分の趣味の時間を楽しめる生活がいい。

そう思っちゃうんでしょうか。

 

つまり、結婚に求めるものの、

ともに人生を歩いていく人、みたいな感覚から

お金が支配する惰性の関係が、普通になってきている、そう思います。

結構、覚めています(--)

 

しかし、いざ、誰もが想像しえる「いわゆる安定」というものを手にした人の心模様は

一体どんなものだと思いますか?

 

立派なだんなさんを持ち

立派な子供を持ち

いい生活をし

趣味もたくさんあり、

・・・・・では、安定なのか?

表面上は安定かも、しれません。安定しているように見えるかも、しれません。

しかし、その心の内面は私は「嵐」だと、思うのです。

 

なぜなら、安定というもののコインの裏側には、死ぬほど退屈、ということがついて

回るから、です。

これはあんまり平和すぎると、平和ぼけして、人間が退化するのと原理は同じです。

「あなた、そんないい生活してて何が不満なの?」と言われ

今日も抗うつ剤を飲む、40代、50代が多いのを知っていますか?

 

精神科の先生の病院には、今日も溢れるほどの患者さんでいっぱい、です。

そんな話を精神科の先生に聞いた時、わたしは妙に納得しました。

この先生のお話は、日々患者さんと向き合ってこられ

生の患者さんの声を知っているからこそ、その言葉に真実味があり

私はとても興味深くいつもお話を聞いています。(←そのうちご紹介します^^)

 

どんなに与えられても、どんなにお金をもらっても

たぶん、退屈でつまらない毎日は、人間にとっては、不健康なんだと思います。

これだけ健康ブーム、で健康、健康とうたうのなら、本当は

人間の心の部分に直接、アプローチするようなことをしかけていかなくては、絶対駄目です。

 

健康になるためにウオーキングをしたり

健康になるために栄養の話を聞いたり

もちろん必要ですが、

人間はそんな単純なものでもないだろう・・と思ってしまうのです。

肉体だけで人間は存在しているものではありません。

 

つまらないものを面白くする

退屈で死にそうな状況を、血が騒ぐように活力のある状況に変えていく

それこそが、人間の本能的な欲望です。

そしてそれがその人の能力であり、人間としての力だと思います。

 

また、心が躍動している時、何かに夢中で取り組んでいる時、

その人にとってその瞬間の心は実は「安定」です。

 

つまり、安定は、止まっていたら、獲得できないもの、なのですね。

 

もし、私が10年後の将来を考えて、安定を求めて今日を生きていたとしたら

それは死ぬほど、退屈で、たぶん面白くなくって3秒でおかしくなる、そう思います(泣)

 

よく、1年後、2年後、10年後の予定を明確にたてて、とか、言われていますが

そんな先のことなんて、一体誰がわかるんだ?と思います。

昨日の感情と今日の感情はもう違います。

そして、1年前なんてなっちゃうと、出会っている人も違うし、

自分の成長度合いだって違う。

見える風景だって、きっと、違う。

なのに、そんな先のことを予定しちゃったら、もうそれこそ、面白くないのオンパレードです。

 

仕事で、計画を立てるとか、そういうのは、もちろん必要です。

計画を細やかに立てて、逆算してやるべきことを確実にやっていくことは

とっても効果的です。

 

でも、それはそれ。

自分の人生というに限っては、私はやっぱり今の積み重ねしかない、そう思います。

予定は、未定です(笑)

今日やっていることが、なんだかおかしかったら、きっと明日もおかしい。

今日やっていることに、ちゃんと集中していたら、明日はそれに続くだけ、です。

 

それがきっと、一番効率的かつ、効果的な人生の予定だと今のところ私は、思っています。

なんだか途中で妙な知恵がついて、

目標を設定しなきゃ、とか

10年後の予定を明確にしなきゃ、とか

思っちゃうと、きっと、脳みそはおかしな方向へ走っていく、そう思います。

 

目標はあえて設定するものでもなく、

きっと自分の中から湧き上がってくるもの。

やる気だって、同じです。

やる気は、無理矢理しぼりだすものではなく、あくまでも

自然発生的に湧き上がってくるもの

 

そう考えた時、

自分の心の奥底から、体の奥から、何かが湧き上がってくる状態が

人間としては最高です。

そして、健康、です。

そういう状況を個人個人に作り出す

そして、そういう状況に人がなれる職場を作り出す、それが大事です。

まさに、母性型経営のススメ、なのです(笑)

 

思いっきりのびのびできるために

そのキーワードは、やはり、安心感、なんですね。

 

じゃがいもから、ここまで来ました(^^;)

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