昨日、母性型経営勉強会が行われました。

楽しかったし、元気がでてきた、そんな会でした。

「母性型経営」なんて考えにちょっとでも関心を持って下さる方しか集まっていないので

いい雰囲気に包まれるんでしょうか。

明らかに、経営者のためのビジネス異業種交流会・・みたいな空気感とは違うのです(笑)

「母性型経営のススメ」は、発起人のコピーライター人見先生がとってもクリエイティブな感覚で

お料理して形にしてくれるべく現在動いております(^^)よろしくお願いします~~せんせい。。

いたるところで「母性型」の言葉が登場するようなったら楽しいなあ。

その中で、勉強会の様子をご紹介していきますね。

 

母性型経営という考え方を私たちに教えてくれたのは人間科学研究所の池田弘子先生

。。。。。池田先生・・・とは、私の実の母でございます(笑)

しかし、私と母とは、周囲から見ると「親子なんだけど話していることは親子じゃない!」と

よく言われます(^^;)

 

池田は私がモノ心ついた頃から今のような仕事をしていました。

池田が行くところにはどこにでも付いていってましたので、大勢の人の前で講演をしたり

セミナーをしたりしていることをずっとそばで見て聞いていました。

 

また、いわゆる好景気の時期には全国からしょっちゅう講演やセミナーの依頼があり

北は北海道のはしから南は鹿児島まで池田は出かけていたのですが私は、学校を休んでも

くっついていっていたことを覚えています(笑)

 

もちろん仕事というシーンなので子供連れ大丈夫なの?と思われると思うのですが

当時は、世の中そのものが結構おおらかで、

「へえ、池田さんの子供なの?よく来たね~」と普通にどこに行っても受け入れてくれるような

時代の雰囲気がありました。

 

私は、今思えば、その頃からずっと母が多くの人の中にはいって仕事をしていく様子を見てきたのですが、その記憶が無意識に心の中に残っており、今、人との関わりというところでものすご~く役にたっていることを感じています。

 

子供にとっては母親の存在は、一番です。

その母親が、私はいつも楽しそうでイキイキしていて、もっと言えば落ち着いていた、ということが

今の私にとってどれほど大事な安心感を育ててくれたものかと思います。

 

我が家は世間的に見ればおそらく「まあ、大変な家庭環境ですわね~」とかわいそうがられるような

環境だったとは思います。

親戚の人からも、「ともこちゃんはこんな過酷な環境でよくひねくれずに育ってるわね~」と涙ながらに同情してくれる人もいましたが、当の本人は、「そんなもの」だと思っておりましたので子供心にその同情心にのっかって(笑)おもちゃを買ってもらったり、やたら優しくしてもらったりしておりました。

 

子供の頃から大人を観察するのが面白くてたまらなかったので、母が連れて行ってくれる全国の仕事場(講演やセミナーや、イベントなど)で大人同士がやりとりをしているのを見るのが私の遊びでした。

私がなぜそのような過酷な?家庭環境でひねくれなかったのか?また、結構楽しく育っていったかというとそれはもう一言、「お母さんが一番面白そうに生きていたから」です(笑)

私の母は、いろんな人と出会い、新しい仕事をして行く時など、まず私に話をするのです。

「ともちゃん、今日ね、こんな人に会ってね、今度一緒にこんなことするんだよ。

この人ってこんなすごいこと考えているんだよ。すごいよね。素敵だよね。一緒に行こうね」って

小学生の私に楽しそうに話すわけです。

 

そんなことを小学校時代から今までほぼず~っと続けていたら

それを聞いて育つ私は、

生きているって素敵なことなんだ

人との出会いってすばらしいんだ

結局は人と人との関わりが全てなんだ

さらには、仕事は面白いんだ

と潜在意識の深い深い部分に植え付けられていくわけです。勝手に(^^:)

 

そして今、一番私がありがたいなあと思えること

それは、私は生まれてからこれから一度も母に「否定されたこと」が、ありません。

もちろん悪いことして殴られたことはありますが

どんなときでも、認めてもらえなかったことは、ない、のです。

 

というよりは

「あなたは本当にすごいわね」

「なんだってできるわよ、思い切りやってごらん」

「深刻になることなんて何ひとつないわよ」

失敗しても

「よかったじゃない!だから今があるのよ」

失恋しても

「新しい人が現れる前に空きを用意してくれてるのよ~神様が」

一時が万事こんな感じ・・・

 

前向きとか、通り越してびっくりするほど「自分のいいように思考する」ように

会話の中で育てられました。

 

なので、私の中では、今は

失敗は、ないし

うまくいかない、ということも、ない。

すべては考え方ひとつでどうにでもなっていくことを知っているから。

そして、自分が話す言葉で自分を作れていけることも身体にしみこんでわかっているから。

 

今は、世の中でいろいろな「幸せに生きる」とか「やる気になるため」とか「自分を信じる」とかの

手法が出回っているけれど

その全ては、やはり私はお母さんだと思うのです。

お母さんが、心から安心して、心から自分が楽しいと思えるような毎日を過ごしていることが

子供にとって一番の能力開発です。

 

うちの息子を見ていて思います。

私がいそがしくって、おじいちゃんおばあちゃんの家に預かってもらっている時に

たしかに寂しい思いをしているかもしれないけれど、

それに関してはそこまで心配をしていません(笑)

それよりも、息子は私の顔を見ています。

私が安心してて楽しそうにしている時、息子はのびのび安心して楽しそうに遊んでいます。

私は子供と母親は一心同体で繋がっていると、思っています。

私の心の安心感度合いがそのまま息子に繋がっている。

そして私は不安だったり、ストレスいっぱいだったり、周囲に不満たらたらもっている時は

面白いほど、様子がおかしくなります。

それほど敏感です。

子供というものは。

たぶん、浮気をしてかえってきた旦那さんの様子がちょっとおかしいと勘付く奥さんの感度の150倍は鋭いと思います(--)

 

母性型経営とは、まさにお母さんが子供を無条件で認めて育てていったように組織での人育てもしていこう、ということです。ざっくり言うと。

お母さんがどんな状況になっても子供を捨てることは、しません。

今は、捨てますが。普通は捨てません。

そして、どんな子供でも、

たとえば、お母さんにとって言うことをきかない面倒な子供でも

決して、見放すことはしません。

見て、聞いて、そばで見守り、じっくり育てます。

 

親が子を思うように見つめていく

そんな想いをあふれさせていくと、会社経営は確かに、変わっていきます。

どんな人だって、絶対に見放さない

そして、徹底的にいいところを見つけ出し、そして徹底的に引き出します。

だって、自分の子供のいいところが見つかって、その能力が引き出されたら一番嬉しいのは

お母さんです。

 

なぜ、母性型なのか?

と昨日の勉強会でよくわかりました。

 

人を育て、見守る本質が母性にはある、と思うのです。

それは男性の中にもあります。

また、子供を持たない女性の中にもあります。

母性性の強い経営者が多くなっていけば、こんなにギスギスした社会ではきっとなくなる、そう思います。

 

安心感というベース、心の安全基地を、3歳までに作り上げることがどれほど大事なことか、

大人になって、そして、経営者として人と関わっていくうちに、改めて感じます。

しかし、残念ながらその時期にたっぷりと自分の存在が認められる安心感を得られなかったんだという場合には、もう一度、愛情の再構築を行えばいい、そう思います。

 

大人になってから愛情???何言ってんの?というのは理屈の世界です。

人を動かしているのは、心の奥底の愛情のタンクだと思うのです。

そのタンクにどれほどの愛情が入っているのか?

満タンなのか?

半分なのか?

または、からからなのか?

はたまた、そんなタンクの存在さえ気が付かないのか?

 

これだけストレス社会って言われています。

そのストレスの原因は人間関係です。

どんなに仕事に負荷がかかっても、複雑になっていいても、

ベースである職場や、自分がいつもいる場所での人間関係がうまくいっていれば

人は意外に元気でいられるものです。

「仕事はいそがしいけど、みんながいるから元気になれる」

「ここにいると安心できる」

と思えたり、

職場の中に、人と人同士が笑い合っていられる空気があれば

人はそうそう心が病んだりはしません。

 

今は、あまりにも人間関係というものを複雑視して考えていると思うのです。

情報が多くなったせいでしょうか。

人と人同士が目を合わせて話す機会が圧倒的に減ったからでしょうか。

豊かになったせいでしょうか。

人と交わるよりも、もっと楽しそうなことが増えたのでしょうか?

 

私はこう思います。

人間関係は自分で作るものだ、と。

最初から「ある」ものではない。

職場での人間関係は、はじめは上司と部下、社員同士。

みんな違う人が、また、知らないもの同士がひとつの場所に集まって仕事をするわけです。

最初からうまくいくはずなんて、ありません。

お互いが歩み寄って、気を遣い合ってはじめて気が合いだし、関係が作られていくわけです。

うまくいく人間関係の原則は、私はやはり「きちんと向き合う」「真正面から」ということに

尽きると思うのです。

 

男も女もなく、もうその一点です。

逃げたくなるようなシーンもありますし、

引いちゃいそうなシーンもあります。

うっとおしいなあ

逃げたいなあ

面倒臭いなあ

というシーンもあります。

人間は感情をもったややこしい生き物なので、好きの嫌いのいろいろあります。

こじれだすとどこまでも袋小路に入ってしまい、自分だけの問題じゃないような気までしてしまうのが人間関係というものです。

だからこそ、押さえておかないといけないことがある、そう思います。

 

 

そこで、私は提案です(笑)

人間関係は私が作るもの、というスタンスを胸に生きてみませんか?

最初から、ある、のではなく「作る」

そう、まさに、無から有を作る、とってもクリエイティブ♪

 

私はそういう意識を持って生きようと思い始めたとたんに、翌日から人との関係が変りました。

「私はこうしたい!」という想いをもった時に

そこからはもう愚痴は出ません。

周囲にいろいろ言われてても、それも私には耳にはいってこないし、気にならなくなります。

 

私が~する、という想いをもったとたんに、

パッと人に合う瞬間には、もうすでに私の心はオープンに開いています。

相手が閉じていても、私は開いている。

 

 

心が閉じているか

心が開いているか

見えないと思いますか?

でも、想像して下さい。

きっと、わかります。

パッとあった瞬間に、「あ、感じがいいなこの人」って自分が感じてしまう瞬間ってありますよね。

そんな時は、必ず相手の心は開いているのです。

逆に、「な~んか、感じ悪いなあこの人」って自分が感じてしまう瞬間もあります。

そんな時は、相手の心は閉じています。

自分のこととして置き換えてみると、す~ぐにわかりますよね。

 

私は吉本歯科医院のスタッフには、ホームページにも書いていますが

とにかく「感じのいい人を目指しましょう」と言っています。

感じのいい人の定義は、

「心が開かれている」

ということです。

心が開かれている人の前に立つと、人と人同士は鏡のようなものなので

時間がかかる場合はありますが、必ず同じように心を開いてくれる時がきます。

どんなにかたくなな心でも、あたたかい光についつい心地よくなって開いてしまうのです。

北風と太陽ですね。

 

母性型経営の母性とは、いわば「太陽」の役割をしていきましょう。

ということなのです。

それは、相手にとっていいことだから、という理屈ではなく

やっている本人が一番楽しいことだから、です。

 

母性型原理・・・・突き詰めていくと本当に面白いのです。

次回の勉強会では、サヌキ男とアワ女の母性型原理がテーマなんだそうです。

日本的な思考が、いかに「母性型」だったのか、という話なのですが

私はこの話を池田に聞かされた時、鳥肌がたって興奮していてもたってもいられませんでした。

このあたりは「話術の天才」池田弘子氏が惹き込みながらお話をしてくれると思います。

どうぞお楽しみに。。。。

 

勉強会の様子は、別途ご紹介しますね。

 

次回は6月9日(水)6時半からです。場所は高松テルサです。

母性型経営、または母性型原理に関心がおありになる方はどうぞお知らせ下さいね。

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